峰村農園

峰村農園

峰村農園~土から食卓へ~
今年、大豆を種から育てて特別な手前味噌を作りませんか

峰村農園について

味噌作りに欠かせない"大豆"。実は新潟市内でも生産していることをご存知でしょうか。
輸入量のとても多い作物ですので、国内に流通する全量に対しては0.5%未満とごくわずか。大変貴重なものです。
このたび峰村醸造では、江南区の大豆農家の全面協力のもと、お借りした畑(峰村農園)で大豆の栽培を行います。

大豆の種を苗ポットに植え、芽が出たら苗を畑に移植し、夏場に草刈りなどの手入れをすると秋には大豆が実ります。それを使って仕込む味噌はきっと格別なものになります。
せっかくの機会ですので、一連の流れをお客様と一緒に体験したい!と考え企画を作っています。

「たべる」ということ

飽食の時代と呼ばれる昨今。十分に食べ物があるはずなのに、それだからこそ、残食・偏食・食料廃棄、といった食に関する問題が絶えません。毎日食事を摂っていても潜在的に栄養失調の人がいるというので驚きです。

社会全体の大きな流れとして、「食」に対する意識の希薄化が進んでいるように思えてなりません。

最近、「you are what you eat」という言葉に出会いました。意訳すると、「何を食べるかを考えることは、自分がどうありたいかを考えることだ」
食べるという行為は、我々が外部から、生きるのに必要なエネルギーや栄養素を取り入れる唯一の方法なのです。
従って、健康のために、豊かな生活のために、健やかな育みのために、最も大切な行為は食事なのだと思います。

地域の味噌蔵として、そんな昨今の、「食」に対する意識の薄れに何か働きかけができないだろうか。そのような思いから生まれたのが峰村農園です。

いのちをいただくということ

食事の大切さ、尊さを、身をもって学ぶためにはやはり自分の手で作物を育てるのが一番です。
私の祖父母は新潟県田上町で農業を営んでおります。米・玉ねぎ・茄子・トマト・大根など様々な作物を作り、食卓で頂いて育ちました。小中学生の頃は畑仕事の手伝いもし、少なからず「いのちをいただく」ことの意味も学び取ってきたつもりです。
大人になった今でこそ、幼少期のこの経験は貴重なものだったと身にしみて感じます。

想像してみてください。

ポットに植えた種から芽が出るのを待つワクワク感

昨晩まで土しか見えなかったのに、ある朝ひょこっと可愛らしい芽が出ています。それは日に日に大きく伸び、やがて青々した双葉が出てきます。

この様子をご家族で観察することが、毎日のささやかな楽しみになるのではないでしょうか。

苗を畑に植えるときに五感で受け取る自然

特に我々大人は、日常の生活で土に触れることはほとんど無いと思います。田畑は、作物はもちろん、小さな昆虫や凛とした小花など多種の生き物を育む場となっています。
そんな「いのちのみなもと」での体験は何物にも代えがたいものではないでしょうか。

家の中で見つけるとしかめっ面になってしまう虫も、畑で出会うとなんだか愛おしいものに見えてくるはずです

自分の手で育てた大豆を頂く幸福感

その大豆がやがて大きくなって、峰村醸造で加工され味噌になります。スーパーに行けばすぐに食べ物が手に入る昨今、食べ物が育つ時間の長さは残念ながら見落とされがちです。「いのちをいただく」ことの意味を学び取る格好の材料になるはずです。

"自分の手で作った食べ物は、やっぱり格別!"
ある日からお子さんが、夕ごはんの"お味噌汁かかり"になっているかも知れません。

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